太田店が卒業袴のルーツや豆知識を徹底解説!卒業袴を知る事でより身近に卒業袴を感じよう!
こんにちは、太田店です☺✨ 2026年に卒業式を控える皆様、おめでとうございます🎉 卒業式は人生の門出を祝うだけでなく、実は深い歴史や文化的な意味が込められた衣装が卒業袴なんです。 本日は卒業袴をもっともっと楽しめる豆知識&スタジオ撮影に役立つヒントを太田店が深掘りしてご紹介◎*+ 是非、最後までお付き合いください♪ 1.袴スタイルを生んだ"女学校"と"文明開化"の時代背景 卒業袴が定番化したのは、文明開化が進む明治時代。 特に上流階級の子女が通う女学校からなんです! 【着物から袴への移行の理由】 当時の女学生は、長い着物の裾をたくし上げて歩く必要がありましたが、袴は機能性に優れ、活動しやすかったようです。 そのため、新時代の女性の活動的な生活を象徴するようになりました! 【ブーツは必須アイテムだった?】 実は袴にブーツを合わせるスタイルも、この女学生の時代から始まっています! 当時の女学生は、洋装であるブーツを履くことで、西洋の進んだ文化を取り入れているというモダンさを表現しました。 これは単なる流行ではなく、知性や自立の象徴でもあったもののようです。 2.定番模様の"矢絣(やがすり)"の知られざる意味 卒業袴の柄として圧倒的な人気を誇る矢絣柄には、実は深い願いが込められています☺ その願いは…卒業生への究極のエール!!! 矢絣柄は、弓から射られた矢がまっすぐ飛んで戻らないことから、「出戻らない」という意味で嫁入り道具に使われました! これを卒業式で着ることは「迷わずまっすぐ、目標に向かって進んでいきなさい」という、人生の門出に立つ卒業生への最高の応援メッセージとなります! 3.「二尺袖」の長さはなぜ袴に最適なのか? 卒業袴とセットで着られることが多い「二尺袖(にしゃくそで)」の袖の長さには、実用的な理由があります。 振袖を避ける実用的な理由は…… 袖が長すぎる振袖は、お茶を出すときや机に向かうときに邪魔になります。 また、袴の中に裾を入れると着膨れしやすいというデメリットも…。 二尺袖は、袖の長さが約76cm(二尺)と程よく短く、活動しやすさと華やかさのバランスが最も優れているため、卒業式に選ばれるようになったのです🌸 4.袴の「ひだ」が表す日本の精神性 袴にある五つのひだ(襞)には単なる飾りではない、武士の精神から受け継がれた意味があります。 少し難しいお話になりますが… 武士の袴のひだは仁・義・礼・智・信という儒教の教えを表していると言われます。 卒業という節目に、これらの道徳心を改めて胸に刻んで社会へ羽ばたいてほしいという願いが込められています◎ 5.スタジオ撮影で活かす袴の色は? 卒業袴で前撮り写真や後撮り写真で袴姿をより美しく見せるためにも、色選びはとても大切なものです! カメラマン目線で少し解説していきます☺ まず… ・紺/緑系の袴……知的で落ち着いた印象になります! ・赤・ピンク系の袴……可愛らしく華やかな印象に*+ ・紫系の袴……大人っぽさと上品さのバランスいい袴です! 着物から選ぶことが多い袴ですが、実は全身の三分の一が袴が占めます。 なので是非、袴から選んでみてはいかがでしょうか? 6.今どきのトレンドの着こなし 伝統的な袴スタイルも素敵ですが、現代のトレンドを取り入れる方が多くいらっしゃいます。 現代のトレンド×個性で自分だけのスタイルを探してみましょう♪ 今期のトレンドは…… ◆レースやフリル◆ 着物の下に着るレース付きのインナー(レースのつけ衿など)や、袖口からちらりと見えるフリルを着用。 袴姿に洋風の甘さを加え、一気にモダンな印象に☺ ◆編み上げブーツ◆ 袴×ブーツは、明治時代のリバイバル! 特に編み上げブーツ+5㎝~ヒールは足元を引き締め、スタイルアップ効果も抜群!! 足元まで気を配ってみましょう。 ◆無彩色◆ いまだに強い無彩色トーンコーデ。 くすみ系~モノトーンでまとめて、髪型や飾り、バッグで回りを差をつける方も。 7.袴の下の着付けの秘密「半幅帯」のおしゃれ 袴を着付ける際に、隠れてしまう帯にもこだわりのポイントが✨ 着物と袴の境界線にあって見えるのは半幅帯という細い帯。 差し色の半幅帯を合わせるのが定番でしたが、この少ししか見えない半幅帯も個性的にアレンジ。 パールやレースをあしらったものや、ストライプや金糸の刺繍が入ったものなど様々。 少ししか見えない部分ではありますが、こだわってコーデしてみましょう☺ 8.卒業袴と髪飾りのバランス 袴姿を完璧にするには、髪飾りのボリューム感が最重要!!!!!!! 着物が華やかな柄の場合、髪飾りは小ぶりにして上品にまとめるのがおすすめ 逆に、今流行りのシンプルな着物を選ぶ場合は、大ぶりの花飾りやリボンで顔周りを華やかにするとバランスが取れます☺ ハーフアップに生花をあしらうスタイルも、今期の人気のトレンド🎀 卒業袴:Q&A 最後に、卒業袴に関する知っておくと楽しい「へぇ!」な豆知識をQ&A形式でご紹介🚩 ----- Q1: 卒業袴の定番色「海老茶色」って、当時はどんな意味があったの? A1: 当時の女学生の袴の定番色「海老茶色(えびちゃいろ)」は、黒や鼠色(ねずみいろ)が主流だった男性の着物や袴とは対照的で、「女性らしさ」と「新しさ」を象徴していました。 この色を着こなす女学生は知的な女性の代名詞として「海老茶式部(えびちゃしきぶ)」という流行語が生まれるほど、注目されていたんです! ----- Q2: 卒業袴って卒業式以外にいつ着られるの? A2: 袴はもともと未婚女性の正装であり、現在でも結婚式のお色直しや、結納、茶道の先生など和の習い事の式典などで着用されることがあります。 卒業式以外にも活躍できる場はたくさんあります! ----- Q3: 卒業袴に「振袖」はダメなの? A3: ダメではありませんが、卒業式には向かない理由があります。 振袖は袖が長く豪華なので椅子に座る際や、歩く際に袖を引きずりやすく、また、二尺袖よりも袖が重いため、長時間着ていると疲れてしまいやすいというデメリットがあります。 卒業式という活動的な場には、短めの二尺袖が最適なのです。 ----- Q4: 袴を着用するときの「足元」の正式マナーってあるの? A4: 伝統的なマナーでは、草履に足袋を合わせるのが正装です。 しかし、袴の文化が始まった明治時代から女学生が履いていたブーツも、袴には正式な組み合わせとして認められています。 現代では、草履は上品に、ブーツはモダンに、とお好みのスタイルで選ぶのが一般的。 ----- Q5: 袴の「ひだ」の数は決まっているの? A5:先ほども書きましたが 武士の袴に由来する女性用の袴は、前側に五つ、後ろ側に一つまたは二つのひだがあることが多いです。 この前側の五つのひだが、「仁・義・礼・智・信」という五常の教えを表しているとされています。 卒業袴:まとめ いかがだったでしょうか? 3月いっぱいは駅や町に卒業袴を着用した卒業生の方が多くみられますね。 何気なく見ている卒業袴も色々な歴史、伝統が詰まっています! 太田店では卒業袴のご相談・ご見学をお気軽に受け付けております☺ 気になった方は以下の連絡先よりご連絡ください。 では太田店でした☺ 店舗情報 振袖レンタルや七五三撮影、結婚写真の撮影ができる写真館をお探しの方、ぜひ群馬県太田市にある写真館、スタジオマックス太田店へお気軽にお問い合わせください。 【会社名】スタジオマックス太田店 【郵便番号】〒373-0852 群馬県太田市新井町221-3 【電話番号】0276-60-4450 【太田店HP】https://www.studiomax.jp/shop_info/ota/ 【LINE】

